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更新日:
2024年12月1日
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◎もつ焼き ばん(2024年4月27日)
「もつ焼き ばん」は、創業者である小杉正氏が中目黒の自分の生家を改装してカウンターとわずかなテーブル席のみの小さな店を1958年(昭和33年)に創業したのが最初です。常連客に愛され、改装を繰り返した結果、109席という店舗にまで増床し、地域で知らない人はいない繁盛店になったそうです。
この「もつ焼き ばん」は、「サワー」発祥の店として知られています。創業当時、お酒は全般的に高く、焼酎を炭酸で割った飲み物は「炭酎(タンチュウ)」と呼ばれていたそうですが、比較的安価の甲類焼酎は今のように美味しくはなかったそうです。そこで「タンチュー」と呼ばれていた焼酎の炭酸割りにウメ、ブドウ、レモンなどのフレーバーを加えて飲んでいたそうです。小杉正氏は、海外のカクテルをヒントに、この飲み物に「サワー」と命名したところ、人気となり、この名称が全国に広がったそうです。このため「もつ焼き ばん」は「サワー」発祥の店とされています。
「もつ焼き ばん」でレモンサワーを注文すると焼酎が注がれたジョッキ、ハイサワー(炭酸)、レモン1個(二等分さています)、スクイーザーがやってきます。まずレモン半分を絞ってレモン汁をジョッキに入れ、ハイサワーを半分入れ、軽く混ぜて飲みます。全て飲み終わったら、「なか」と言ってジョッキを渡すと、焼酎を入れてくれるので、そこの残り半分のレモンを絞り、残りのサワーを注いで飲みます。2杯が1セットといった感じです。これを飲み干したら、「レモンサワー、セットで」と注文すれば、また1から同じことをします。ちなみに「サワー」というメニューもありますが、こちらにはレモンがついてこないだけで、システムは同じです。
「もつ焼き ばん」は人気店でしたが2004年、中目黒駅前の再開発をきっかけに小杉氏が引退を決意し、2004年12月28日に惜しまれつつも閉店してしまいました。しかし、「このままやめるのはもったいないから、継がせてほしい」と、小杉正氏の実弟と娘婿の2人が事業の引継ぎを申し出たそうです。そして2005年3月に創業者の実弟、小杉潔氏が祐天寺店を開業、2006年7月に娘婿の松本勝氏が五反田店を開業し、2店舗に「もつ焼き ばん」がのれん分けされました。この2店舗は経営者が異なり、2社に関係はありません。
私が行ったお店は高田馬場店ですが、こちらは松本勝氏が運営しているお店です。こちらは東京都品川区に本社がある株式会社ばん(設立:2010年9月22日、資本金:2100万円、代表取締役:松本勝)が運営しています。株式会社ばんは、2014年10月に当初の創業の地である中目黒に小杉正氏監修で「もつ焼き ばん 中目黒本店」を開店しました。株式会社ばんは2024年3月現在、都内に7店舗、沖縄那覇に1店舗の合計8店舗を運営するまで、事業を拡大しています。



・枝豆

・生キャベツ


・ぬか漬け盛合わせ

・ガツ(胃袋)刺し

・コブクロ刺し

・マカロニサラダ

・もつ焼き4種(ハラミ、レバー、しろ、チャンポン)
「チャンポン」は頭の赤身と油の串です。


・カニクリームコロッケ

・フライドポテト

・もつ煮込み

・ばん もつ鍋(〆雑炊セット)

・レバカツ
豚のレバーを薄く串に刺し、ころもを付けて揚げた料理です。

・激辛とんび豆腐
「トンビ」とは「豚のしっぽ」です。「豚尾」で「とんび」ですね。ブタのしっぽをじっくり煮込み、柔らかく仕上げたピリ辛の煮込みです。トンビは骨があるので、身は少ないです。

・レモンサワー

・もつ焼き ばん 中目黒本店
住所:東京都目黒区上目黒2-14-3
TEL:03-6452-3122
営業時間:11:30〜翌4:00
定休日:正月
駐車場:無
アクセス:東急東横線、中目黒駅、東口から徒歩約2分
カード:不可
席数:50席
オープン日:2014年10月
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