メニュー
TOPページ
観光地
地域情報
日本のホテル
日本のニュース
日本について
美味しいもの
海外事情
海外のホテル
食品の話
雑学
用語辞典
リンク
更新日:
2008年9月21日
|
◎あつた蓬莱軒(2008年9月21日)
一時期、「ひつまぶし」というのが流行って、いろいろな「ひつまぶし」が出回りましたが、「ひつまぶし」は名古屋市熱田区にある「あつた蓬莱軒」の登録商標です。(昭和62年(1987年)11月20日登録・第1996631号)
蓬莱軒は、旧東海道の41番目の宿場町、宮宿の陣屋跡地に1873年(明治6年)、料亭として創業しました。そのため本店は「陣屋本店」とも呼ばれています。
当時は鰻の蒲焼きと鶏が名物だったそうです。また、出前が多く、出前持ちが出前を下げに行く度に空の丼を割ってきて、困っていたそうです。そこで二代目店主、甚三郎は女中頭のお梅さんと相談し、割れない木の器を考案し、大きなおひつに数名分の鰻丼を入れて出前をするようにしたそうです。
しかし、鰻を先に取ってしまうため、御飯が残ってしまったため、鰻を細かく切って御飯と混ぜて出すようにしたところ、好評を博したとのことです。
おおきなおひつで鰻と御飯を混ぜる(まぶす)ことから、「ひつまぶし」という名前になったそうです。また、お茶漬けで食べたら、その味も好評で、現在のスタイルになったとのことです。現在では、おひつも一人用のサイズに変更し、提供されています。
鰻のタレは創業以来140年継ぎ足しされたものだそうです。また、お櫃は、栃の木をくり抜いたものだそうです。生きの良い鰻を備長炭で焼き上げているとのことですが、一体、一日にどれくらいの量の鰻が食べられているのか、想像もできないくらいです。
「ひつまぶし」は、一度で三種類の美味しい味わい方が楽しめます。食べる前に、おひつの御飯を4等分しておきます。まず、一膳目は、普通の鰻丼の味を楽しみます。そして二膳目は、薬味を加えて、さっぱりした感じの鰻丼を楽しみます。さらに三膳目は、特製のダシ汁を加えて、お茶づけにしてサラサラと戴きます。しかし、御飯を4等分しているので、四膳目が待っています。この四膳目は、この中で気に入った食べ方で、もう一杯、ということです。

・ひつまぶし



・鰻巻き

・あつた蓬莱軒
住所:愛知県名古屋市熱田区神戸町503
TEL:052-671-8686
営業時間:11:30〜14:00、16:30〜20:30
定休日:水曜日(祝日の場合営業)
駐車場:有(40台)
アクセス:地下鉄名城線、伝馬町下車、徒歩7分
|