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更新日:
2016年4月3日
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◎味仙(2016年3月8日)
味仙は名古屋市内に8店舗、中部国際空港内に1店舗を展開している台湾料理の専門店です。本店のほか、直営店、グループ店などとありますので、全てが1つの会社で同一経営者ということではないようですが、親戚が運営している家族会社のようです。
味仙は1962年(昭和37年)の創業ですが、台湾料理というよりも、台湾ラーメンが有名なお店です。何しろ名古屋飯の1つとして有名な「台湾ラーメン」の発祥の店として知られているお店だからです。台湾ラーメンとは、ストレート細麺にたっぷりの炒めた挽肉、ニラ、そして唐辛子と醤油ベースの鶏ガラスープで仕上げた一品です。激辛味ですが、その辛さと、後を引く旨さが人気の料理です。
この「台湾ラーメン」という食べ物は、台湾には存在しません。今から50数年ほど前、味仙で独自に開発されたメイド・イン・名古屋のオリジナル料理です。味仙の主人だった郭明優さんが、台湾の担仔麺(タンツーメン)をベースに辛くアレンジしたのが始まりで、もともとは従業員用のまかない料理だったそうです。
これを常連さんに出したところ好評で、メニューに加えることになったそうです。この時、郭さんが台湾出身であることから「台湾ラーメン」と命名したそうです。
最初は、味仙の一部の客の間だけで愛されていたこの麺料理が急激に広まったのは、1980年代の激辛料理ブームのおかげだそうです。辛い食べ物にはやせる効果があるとか、スタミナが付くといった触れ込みもあって、人気に火がついたそうです。
人気が出れば真似をするのが世の常で、台湾ラーメンという料理は、名古屋市内のラーメン店に広まったそうです。県中華料理環境衛生同業組合によると、名古屋市内に約380あるとされるラーメン専門店のうち、200店以上で台湾ラーメンを提供しているそうです。また、全国規模のチェーン店でも、この地域では特別にメニューに加えているそうです。すると名古屋に旅行や出張できた人が食べ、その話をする、ということで全国的に広がっていったようです。(どこまで広がっているかは分かりませんが、静岡市の台湾料理の店には「台湾ラーメン」という料理がありました。)
味仙の台湾ラーメンは、かなり辛いです。口に入れた瞬間、激しい辛さが襲ってきます。辛さに慣れていない人では、涙ぐんだり、咳込んでしまうかもしれません。しかし、台湾ラーメンはスープと辛味が程良いバランスになっています。辛さだけでなく、スープの美味しさも味わうことができます。また、味仙では、辛い料理が苦手なお客様用には辛さを少々抑えた台湾ラーメン(アメリカン)も提供しています。この点からも、辛さだけではないことが分かります。ちなみに「アメリカン」は挽肉少な目、スープ多目で辛さが抑えられたタイプだそうです。一方、もっと辛い方が好きな人には「イタリアン」という激辛もあるそうです。

・台湾ラーメン

・かに玉

・ジャガイモの四川風

・ニンニク炒飯

・手羽先

・春巻き

春巻きの具です。

・青菜の炒め

・餃子

・味仙 今池本店
住所:愛知県名古屋市千種区今池1-12-10
TEL:052-733-7670
営業時間:17:30〜26:00
定休日:無
駐車場:無
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