竹乃屋(たけのや)

このサイトは、日本の地域の情報についてまとめました。

  メニュー

TOPページ 

観光地 

地域情報 

日本のホテル 

日本のニュース 

日本について 

美味しいもの 

海外事情 

海外のホテル 

雑学 

用語辞典 

リンク 


更新日:
 2017年9月5日



◎竹乃屋(たけのや)(2024年5月8日)
 「竹乃屋」は福岡県福岡市博多区に本社がある株式会社タケノ(創業:1976年(昭和51年)8月18日、資本金:5,000万円、代表取締役社長:竹野孔)が運営している居酒屋です。創業者の竹野孔氏は1955年6月8日に生まれ、福岡県立福岡高等学校を卒業すると西南学院大学に進学し、アルバイトもする普通の大学1年生の生活をしていたそうです。しかし、ある日、父親が経営していた飲食店がつぶれたとの連絡をもらったそうです。20年近く経営していたものの倒産ということになり、父親が店、家などを売って借金を清算した結果、残ったお金は100万円だったそうです。父親は、この100万円を自分、母親、竹野孔氏と妹の4人で分け、それぞれに生きて欲しいと言ったそうです。しかし竹野孔氏は、そんなことをしたら家族がバラバラになってしまうと考え、父親に「その100万円を俺にくれ!俺が難とかする!」と言ったそうです。
 そして竹野孔氏は、1976年8月18日に博多区諸岡に「焼鳥豊竹」を創業しました。つぶれた食堂の居ぬき物件で5坪、13席のカウンターだけの店だったそうです。お金が無いので壁はベニヤ板を貼っただけ、エアコンはついていたものの家庭用の4.5畳用くらいの小さいもので全く効かず、8月にオープンしたため、お客さんも汗だくで焼鳥を食べていたそうです。
 しかし、近くに焼鳥屋が無かったこと、丁度、焼鳥がブームになる頃だったらしく、初日からお客さんがついてくれ、最初から繁盛したそうです。ただし、飲食店の経験もなく始めたので味も、焼き方も分からなかったそうです。このため、お客さんから、焼けていないとか、塩が振っていないとか、文句を言われることもあったそうです。そんな中、近所の食堂の親父さんが、「そんなんじゃダメだ!」と言い出し、毎日来てくれ、目の前に座って、いろいろと調理を教えてくれたそうです。1ヶ月くらい、毎日、指導してくれた結果、まともな味になったそうです。
 元々、東比恵に父親が経営していた店舗兼自宅があったものの、そこは売ってしまって人手に渡ってしまっていました。しかし、買った人に交渉し、賃貸で借りることができ、1976年11月に2店舗目として「豊竹 東比恵店(現本店)をオープンしました。そこで1店舗目は大学の同級生に任せ、住み込みで働いてもらったそうです。さらに勢いに乗って、1976年11月に博多区板付に「豊竹 板付店」をオープンさせ、いきなり3店舗での展開を始めたそうです。
 しかし、オープンから1年間は、赤字で大変だったそうです。大学の同級生にビラ配りをしてもらうなど協力してもらい、これを年に何回かやっているうちに2年目、3年目と徐々に売上が増えていき、経営が軌道に乗ってきたそうです。
 また、当初は焼鳥だけの店で、それ以外のメニューはおにぎり、お茶漬けくらいしかなかったそうです。しかし、お客さんの要望に応える形で少しずつメニューが増えていき、焼鳥屋から居酒屋に変わっていったそうです。
 そんな「竹乃屋」の一押しのメニューは「博多ぐるぐるとりかわ」ではないかと思います。「博多ぐるぐるとりかわ」は、鳥皮の中でも柔らかく、もちもち感が特徴の「首皮」のみを使用し、博多独特の製法で巻き付けるように鳥皮を串に刺し、焼いては寝かし、秘伝タレに漬け込みさらに寝かしを何度も繰り返し72時間かけて作る逸品です。ゆっくりと余分な脂を落とし、かつタレが染み込み、外はカリカリ、中はもちもちの食感になっており、タレ味でも塩味でもない「何本でも食べられる竹乃屋味」になっているそうです。1ヶ月に80万本以上も販売する人気商品だそうです。ちなみに「ぐるぐるとりかわ」は、株式会社タケノの登録商標(第6301226号)だそうです。







・御通し



・博多ぐるぐるとりかわ



・とりもも梅肉



・ぼんじり



・白もつ



・豚タン



・豚バラ、砂ずり



・焼きサバ串



・とり肝



・胡麻サバ



・ソーセージ



・トマトスライス



・竹乃屋(たけのや) 東比恵 本店
 住所:福岡県福岡市博多区東比恵4-4-12
 TEL:092-415-6888
 営業時間:17:00〜23:00
 定休日:不定休
 駐車場:無
 アクセス:地下鉄、東比恵駅から徒歩約3分
 カード:可(VISA、Master、AMEX、Diners)
 席数:186席
 オープン日:1976年11月