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更新日:
2025年3月23日
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◎戸隠そば(2025年3月22日)
「戸隠そば」は、静岡市葵区清閑町に本店を構え、2025年3月現在、本店のほか呉服町店、JR静岡駅店、草薙店の4店舗を運営している御蕎麦屋さんです。元々は下駄屋を営んでいたそうですが、戦後、下駄の需要が減少したため廃業し、1956年(昭和31年)に現在の本店の地に大衆食堂「つむらや食堂」を開店したそうです。定番の丼もののほか、当時では珍しかったカレーライスや蕎麦などを提供した家族で営む大衆食堂だったそうです。
その食堂で注文が多かったのが蕎麦だったそうです。そこで初代天守は1968年(昭和43年)に静岡市内の呉服町に蕎麦の専門店、「戸隠そば」を開店しました。店名は蕎麦粉の生産地に由来して名付けたそうです。当時は、まだ少なかった深夜営業をするなどした結果、小さな店だったものの、行列ができる程の繁盛店になったそうです。
そんな忙しい中、従業員の賄いの食事に時間をかけていられないことから、蕎麦の上に具を載せて、冷たい汁をかけて混ぜながら食べるということをしていたそうです。その賄いを見た常連さんから提案されて、お店でも出すようになったそうです。それが「戸隠そば」の代表メニュー、「磯おろし(商標登録)」になったそうです。「磯おろし」という名前で提供が開始されたのは1969年(昭和44年)だそうです。
磯おろしは、冷たく締めた白い蕎麦にそばつゆをかけ、ノリ、キヌサヤ、大根おろしと生姜をあしらったぶっかけ蕎麦です。熱々の天ぷらを乗せて食べるなど、何種類かのアレンジがあります。薬味のネギを沢山入れて食べるのが「戸隠そば」流ということで、刻み葱は竹かごに山盛りで提供されます。
呉服町の「戸隠そば」が大人気となったことから、1975年(昭和50年)に「つむらや食堂」を「戸隠そば 清閑町本店」としてリニューアルオープンしたそうです。
その後、呉服町の「戸隠そば」は親戚に譲渡されたことから、2005年(平成17年)に呉服町通り沿いに「戸隠そば 呉服町東店」(現在の呉服町店)を開店しました。親戚に譲渡された「戸隠そば」は、現在も営業中とのことですので、呉服町にある「霧下そば 戸隠」ではないかと思われます。
また、「戸隠そば」で働いていた職人たちは修行後、続々と「戸隠そば」という名で独立していったそうです。当時は修行元と同じ屋号を共有することで、これまで従事してくれた職人を修行元が後押しする形(のれん分け)が多かったそうです。現在でも「戸隠そば」で修業を積んだ職人が「戸隠」の暖簾を掲げて静岡市内に5店舗、富士市、藤枝市、長崎県諫早市で営業を続けているそうです。











・磯おろし蕎麦

・桜えびのかき揚げ丼と磯おろし蕎麦セット


・天ぷら蕎麦


・カツ丼(大盛)




・戸隠そば 本店
住所:静岡県静岡市葵区清閑町12-1
TEL:054-252-9470
営業時間:11:00〜20:00
定休日:無
駐車場:有
アクセス:JR、香西駅から徒歩約10分
カード:可(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)
席数:100席
オープン日:1956年(昭和31年)
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