みそポテト

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更新日:
 2024年10月27日



◎みそポテト(2024年12月29日)
 「みそポテト」は蒸したジャガイモを一口大に切って、小麦粉の衣を付けて揚げ、甘めの味噌だれをかけた料理で、埼玉県の秩父地方を代表する郷土料理です。秩父地方の農家では、農作業の合間や、小腹が空いた時に軽食やおやつを食べていましたが、その時に食べるものをを「小昼飯(こぢゅうはん)」と呼んでいたそうです。その「小昼飯」でよく食べられていたのが「みそポテト」だそうです。いつから食べられていたかは不明ですが、戦前には食べられていたようです。
 ところが時代が変わり、小昼飯の伝統はほぼ無くなってしまったそうです。2007年、地域活性化戦略によって実施された世論調査の結果では、50歳以上の全住民の半数が「小昼飯」という言葉を聞いたことが無いことが分かったそうです。そこで秩父商工会議所が、「小昼飯」を郷土料理として広くPRし、次世代へ伝承していくためにレシピを掲載した小冊子を作成し、配布したそうです。また、2007年10月20日、21日に秩父ミューズパークにて無料の小昼飯試食会を実施したそうです。すると、これをきっかけに「みそポテト」を販売するお店が増えたそうです。
 その2年後の2009年11月14日、埼玉県が主催する埼玉県内のご当地グルメの人気を競う競技会である埼玉B級ご当地グルメ王決定戦が秩父市で開催されました。この大会で秩父市のみそぽてと本舗有限会社が「みそポテト」を出品し、優勝しました。これによって「みそポテト」の知名度が上がり、テレビ番組などでもご当地グルメとして取り上げられることが増えていったそうです。
 現在では、秩父地方の学校給食や家庭料理としても一般的で、日常のおやつや食事としても食卓に並ぶそうです。また、スーパーマーケットや道の駅などでも販売されているので、気軽に購入することができます。