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更新日:
2026年5月10日
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◎なめろう(2026年5月10日)
「なめろう」は、千葉県房総半島沿岸部に古くから伝わる郷土料理です。「なめろう」は魚のたたきの一種です。主にアジに味噌、ネギ、生姜のみじん切りなどを混ぜ、粘りがでるまで叩いた食べものです。アジの代わりにサンマ、カツオ、イカなどの魚を用いる場合もあります。保存は利かないので、調理後は新鮮なうちにすぐに味わいます。
上総、安房(今の千葉県南部)の漁師が、漁船の上で獲ったばかりの鮮魚を不安定な船上で調理するために考えられた料理だそうです。いわゆる漁師飯の1つです。波の荒い船上で調理する際、醤油ではこぼれてしまうため、醤油ではなく味噌を使ったそうです。「皿をなめるほど旨い」ことから「なめろう」と名づけられたと言われています。また、粘りが強く、皿にこびりついてしまうことから「なめないと食べられない」という意味もあるようです。
南房総一帯ではアジは一年中獲れるため、漁師の間では一般的な料理として広まっていったようです。また、季節によってイワシ、サンマ、トビウオでも作るそうです。家庭料理になる過程でネギや生姜の薬味が加わったと考えられています。現在では千葉県に限らず、様々な地域の家庭で作られたり、居酒屋などで提供されています。
「なめろう」に似た料理に「アジのたたき」がありますが、その違いは「きざみ具合」と「味付け」です。アジのたたきは、一般的にきざみ具合が粗く、醤油で味をつけます。叩きすぎずに食感が残るくらいに調理するのがポイントです。一方、なめろうは、ねばりけが出るまでとにかく叩きます。また、味付けは味噌が一般的ですので、この点が違います。

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