ちり鍋

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更新日:
 2024年6月1日



◎ちり鍋
 「ちり鍋(ちりなべ)」とは、白身魚の切り身を野菜や豆腐とともに水炊きにした日本の鍋料理です。煮汁には味付けをしない淡泊な味わいが特徴です。魚の切り身を熱い鍋の中に入れると、身がちりちりと縮んでいく様子から「ちり鍋」と名付けられたと言われています。
 魚を野菜などと水炊きにした料理は中国地方や四国で古くからあったようです。これが東京で鍋料理として広まったのは、幕末から明治時代初期の頃のようです。なお、生魚を食べない西洋人が、出された刺身を鍋に入れて火を通して食べたのが始まりとする説もあるそうです。
 メインとなる魚の種類によって様々なバリエーションがあり、魚種名の語尾に「ちり」を付けた名で呼ばれることが一般的です。例えば、鱈を使った「鱈ちり」、鯛を使った「鯛ちり」、フグを使った「河豚ちり」などがあります。河豚ちりは、別名「てっちり」とも呼ばれます。これはフグの俗称の「鉄砲」(ふぐは毒があり、当たると死ぬことから、当たったら死ぬという意味で「鉄砲」と呼ばれることがあります。)に由来しています。
 魚肉の切り身以外に添える具としてはネギ、白菜、春菊などの葉物野菜や、大根やニンジンの薄切り、シイタケなどのキノコ類などが多いようです。また、豆腐や春雨を入れることもあります。水だけで煮るのが基本ですが、うま味を補うために出汁昆布を加えることもあります。
 鍋汁には味がありませんので食べる時は、取り皿でポン酢などに付けて食べます。薬味としてはアサツキやモミジオロシ、七味唐辛子などが使われることが多いようです。

・たらちり鍋



・てっちり