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更新日:
2020年8月28日
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◎牛丼(2020年8月21日)
牛丼とは、薄く切った牛肉とタマネギなどを醤油などで甘辛く煮込み、丼に盛った御飯の上に乗せた料理です。牛丼は、明治時代に誕生した牛鍋を丼飯にかけた料理が原型とされており、当時は「牛めし」と呼ばれていたようです。「牛丼」という名称は、1899年(明治32年)に東京、日本橋で吉野家を創業した松田栄吉氏が名付けたとされています。
「すき焼き」を御飯の上に乗せた「すき焼き丼」も同じ「牛丼」と考えられますが、この場合は牛肉の他にも焼き豆腐、しらたき、ネギなども乗ることが多いですが、現在の大手牛丼チェーン店では牛肉とタマネギがメインの具材になっています。
吉野家を創業した松田栄吉氏は料亭で働いていて、その頃、流行していた「牛めし」に着目し、日本橋にあった魚市場で働く魚河岸の職人達向けのお店として始めたそうです。魚市場の仕事は重労働で長時間にわたるため、短時間で食べられる美味しい料理ということで人気になったそうです。店名は、松田栄吉氏が大阪府西成郡野田村字吉野(現在の大阪市福島区吉野)の出身だったことから「吉野家」としたそうです。
当初、吉野家では牛丼以外のメニューも提供していたそうですが、お客さんは牛肉を食べに来ていると考え、牛丼だけに限定したそうです。また、それまで具材として入っていた焼き豆腐、筍をやめて、牛肉と玉ねぎだけのシンプルな「牛丼」に変えたそうです。この改革は1958年(昭和33年)12月27日に資本金100万円で株式会社吉野家を設立し、年商1億円という目標を持ち、「はやい、うまい」というモットーを掲げて工夫した結果だそうです。
チェーン店では、「早い、旨い」に特化した牛丼が一般化していますが、それ以外の店舗や家庭ではすき焼き丼、牛肉がメインの丼など、さまざまな種類の牛丼があり、日本中で食べられています。

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