イカ焼きのお話

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更新日:
 2009年11月8日


◎イカ焼き(2009年11月8日)
 大阪に行った時、タコ焼きを食べようと思って阪神百貨店の地下に行ったら、「いか焼き」というものを発見しました。たこ焼きの具がタコからイカに変わったものかと思って注文してみたら、全く予想と違う料理で驚きました。
 もちろんイカ焼きは、お祭りの屋台で売られている「イカの姿焼き」とも違います。あれは、「イカ焼き」ではなく、「焼きイカ」と言うものでしょう。大阪のイカ焼きは、小麦粉の生地にイカを入れて焼いて、甘辛いソースを塗った食べ物で、イカがメインのお好み焼き、と言った感じの食べものでした。
 この「いか焼き」は大阪市に本社がある有限会社和顔(わがん)が発祥だそうです。和顔の創業者がイカ好きで、試行錯誤の末に1950年(昭和25年)に生み出したそうです。
国産の小麦粉を使用したモチっとした生地でイカを混ぜ込み、両面を高温で一気に焼き上げることでイカがプリっと仕上がるそうです。また、いか焼きと相性のよい「甘くない」いか焼き専用のソースを開発したそうです。焼くときに油を使用していないため、冷めても油っぽくならないそうです。
 当初は住吉大社境内の屋台で販売されていたようです。1957年(昭和32年)に梅田の阪神百貨店にイカ焼き店が出店したことがきっかけで人気が出て、扱う店が増え、知名度があがったそうです。
 阪神百貨店では昭和30年代から販売しているとのことで、イカ焼きの聖地のようでした。たこ焼き、イカ焼きともに大阪では、ファストフードとして定着しているらしく、どちらの店も、中学生、高校生くらいの人達が結構、並んでいました。関東には、イカ焼きが進出していないと思いますので、大阪に行った際には、是非、食べたい食べ物の一つです。