タルタルステーキ

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更新日:
 2025年7月27日



◎タルタルステーキ(tartar steak、Steak tartare)(2025年7月13日)
 「タルタルステーキ(tartar steak、Steak tartare)」は、粗挽きの生肉をオリーブオイル、食塩、コショウで味付けし、タマネギ、ニンニク、ピクルス、ケッパーなどの薬味と卵黄を混ぜて食べる料理です。熱をかけて加工することなく、生肉のまま全体が均一になるように混ぜて食べる料理で、一般的には牛肉や馬肉が使われます。
 タルタルステーキが生まれたのは13世紀頃、中央アジア(現在のロシアやモンゴルの辺り)に住んでいたタタール族(Tatar)がヨーロッパに侵攻し、東ヨーロッパを支配していた時代のことだそうです。タタール族は馬で移動していたのですが、その乗り潰した馬も貴重な食料になっていたそうです。しかし乗馬用に使用していた馬の肉は筋張って硬く、非常に食べづらかったそうです。このため肉を細かく切り、叩いて食べる料理を開発したそうです。
 この発想がタルタルステーキの原点となり、タタール族の侵攻とともにヨーロッパに広まったそうです。自生している玉ねぎやチャービルなどの香草を混ぜ込んで肉の臭みを消す工夫をするなどして、発展していったようです。現在では、フランス料理と認識されているようです。また、レストランでは「tartar steak」という表記ではなく、「beef tatar(牛肉のタルタル、牛肉のタタール)」と表記されることが多いようです。