ピザ(Pizza)

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更新日:
 2025年5月25日



◎ピザ(Pizza)(2025年5月24日)
 日本では「ピザ」と言えば「イタリアの料理」と思われているかもしれません。ただ、日本でピザが広まったのは1964年の東京オリンピック以降だそうです。最初はアメリカから輸入された冷凍ピザだったそうです。
 日本で「ピザ」が一般的になったのは「ドミノ・ピザ」が日本に進出したからであり、「ピザーラ」が発展したからだと思います。この「ドミノ・ピザ」は1960年にアメリカのミシガン州、イプシランティで創業した会社であり、アメリカの料理です。すなわち、「ピザ」はアメリカの料理で、イタリアの料理は「ピッツァ」だということです。いずれも綴りは「Pizza」で同じですが、「ピザ」と読むか、「ピッツァ」と読むかで、異なった料理になるのです。
 では、イタリアの「ピッツァ」と「アメリカン・ピザ」は、何が違うのでしょうか。簡単に言ってしまうと「ピッツァ」は「生地を食べる料理」で、「アメリカン・ピザ」は「具を食べる料理」と言えるようです。
 「ピッツァ」は生地のもちもちした食感、香り、味を楽しむ料理であり、ピザ生地は薄めでややあっさり、シンプルな具材が特徴です。サッとトマトソースを塗っただけのシンプルなピザが主流で、具材は軽く乗せるだけで、山盛りにしません。一般的にはトマトやバジル、モッツァレラチーズなどシンプルな具材しか使われません。また、ナイフとフォークで食べるのが一般的だそうです。また、イタリアでは「ピッツァ」にタバスコをかけるという習慣はないそうです。
 一方の「アメリカン・ピザ」は、厚手の生地にたくさんの具材を乗せてボリューム満点、トーストのように手で食べるのが一般的です。生地はどちらかというとパンに近く、具材も好みで選ぶことができます。
 現在の日本では「アメリカン・ピザ」をベースに、さらに日本風に発展した「ピザ」が一般的になっていると思います。日本人は「生地」の味、食感にもこだわるし、「具材」にもこだわるからです。多分、アメリカではパンやサンドイッチと同じような食べ物として「ピザ」が食べられているのでしょうが、日本ではオリジナルの「ピザ」に発展していると思います。すなわち生地もイタリア風、アメリカ風、さらに日本人好みのタイプなど、様々な種類があり、さらに具材は「アメリカン・ピザ」にはないような日本風の具材、しかも非常に多くの種類が開発されていると思います。
 結論から言うと「ピザ」は、既に日本独自の発展を遂げており、同じ「Pizza」と表記するもののイタリアの「ピッツァ」と「アメリカン・ピザ」とは別の料理になっているということではないでしょうか。