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更新日:
2022年11月5日
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◎牛骨ラーメン(2022年11月5日)
「牛骨ラーメン」とは、牛の骨からスープの出汁を取るラーメンです。鳥取県の中西部(境港市、米子市、琴浦町、北栄町、倉吉市、湯梨浜町、三朝町)に提供する店が集中しており、全国的には珍しいようです。このため「鳥取牛骨ラーメン」とも呼ばれています。しかし、鳥取県東部地域では提供する店が少ないそうです。
牛骨ラーメンの起源には諸説あるそうですが、戦後、中国東北部(旧、満州)から引き揚げてきた人達が旧満州時代の味付けをベースに米子市で作ったものが最初とされているそうです。その牛骨ラーメンが広まったのには地域的な環境もあったようです。鳥取県にあたる因幡、伯耆地方は江戸時代、農耕に使われる牛の生産が盛んだったそうです。そして大山寺(鳥取県大山町)前では日本有数の牛馬市が開設され、1937年まで続けられていたそうです。こうした影響で、新鮮な牛骨が安く手に入る環境があったようです。また当時、鶏ガラが有料であったのに対し、牛骨はほぼ無料で手に入ったこと、鶏ガラと違って牛骨は10時間から12時間煮出してもスープの出汁が取れるため、経済的だったようです。
米子では「ラーメン」と言えば牛骨で出汁をとったラーメンであり、地域固有であるとは認識されていなかったようです。2000年以降、県外のブロガーが紹介するなどして徐々に知名度が上がり、休日に行列が出来る店もできるようになったそうです。2009年6月には、鳥取県中部の牛骨ラーメンを応援する「鳥取牛骨ラーメン応麺団」が結成され、マスメディアでも取り上げられるようになったそうです。2022年現在、米子市内には40~50の牛骨ラーメン店があるそうです。お店によって醤油牛骨、塩牛骨、牛骨チャンポンなど、バリエーションも多いようです。
・牛骨ラーメン

・牛骨塩ラーメン

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