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更新日:
2020年10月25日
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◎越前そば、越前おろしそば、おろし蕎麦(2020年10月25日)
「越前おろしそば(えちぜんおろしそば)」は、「越前そば(えちぜんそば)」とも呼ばれますが、福井県嶺北地方で食べられている蕎麦です。強力粉を繋ぎとした蕎麦に大根おろしを乗せて出汁をかけたり(ぶっかけ)、大根おろしに出汁を加えてつけツユにして食べる(つけそば)など、大根おろしを利用することから、「おろしそば」とも呼ばれています。
越前での蕎麦の始まりは、越前朝倉氏、7代当主の朝倉孝景(1428年~1481年)が、一乗谷に築城した頃(1473年頃)とする説があります。朝倉孝景は異常気象や災害に伴う飢饉や戦時のための非常食として蕎麦の栽培を奨励したと言われているそうです。当時は麺ではなく、蕎麦がきや、蕎麦団子などで食べられていたようです。
1601年、府中(現、越前市)の城主となった本多富正が、そば師の金子権左衛門を伴って赴任したのを機に「そばきり」が食べられるようになったそうです。また、この時、麺状の蕎麦切りに大根おろしをかける食べ方が始まったと伝えられているそうです。
越前そばは、蕎麦の実を蕎麦殻まで挽き込んで蕎麦粉とするため、より風味が強く、黒っぽい蕎麦となります。また、福井県下全ての製粉企業が昔ながらの石臼挽きを行っているそうです。丁寧に時間をかけて行われる石臼挽きにより、味はもちろん、そば独特の風味が損なわることがないそうです。
現在、福井県内では、①出汁と大根おろしを別に入れる、②出汁に大根おろしを入れる、③出汁に大根おろしの汁を入れる、という3種類の方法でおろしそばが食べられています。越前おろしそばは通常、ネギやかつお節が添えられています。風味のある蕎麦とピリッと辛みのある大根おろしとの相性は抜群です。


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