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更新日:
2019年2月3日
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◎鯛焼き、たい焼き、たいやき、タイヤキ、タイ焼き(2019年2月3日) たい焼きとは、魚の鯛を形とった金属製の焼き型で焼いて作られる食べ物です。一般的に小麦粉を中心として作られた生地を、鯛をかたどった焼き型に流し入れ、小豆餡を載せ、もう片側は生地だけを入れ、合わせて焼きます。「たこ焼き」は中に「蛸」が入っていますが、「タイ焼き」には「鯛」は入っていません。外見が「鯛」の形をしているだけで、材料にも使われていません。
岡田哲氏の「たべもの起源事典、p.275~276(東京堂出版、2003)」によると、1909年(明治42年)創業の浪花家総本店の初代神戸清次郎が創作したのがはじまりとされています。その経緯は「今川焼きを始めたが一向に売れず、亀の形の亀焼きも失敗する。ところが、めでたいタイの姿にしたところ、(略)飛ぶように売れたという」と紹介しています。
また、「東京たいやきめぐり、p.8(バナナブックス、2007)」の「たいやき事はじめ」には、(関西から東京に出てきた)神戸清次郎が「焼き物の菓子をはじめる」とあり、その際に焼型として鯛を選んだとしています。なお、なぜ鯛型にしたかについては、「鯛は「めでたい」で縁起物につながる。そして、ほんものの鯛は庶民の口になかなか入らない高級品であった、それを模した」ことを理由としています。なお、誕生の地について同書に「東京麹町で誕生した。」とあり、現在の麻布十番に店舗を構える「浪花家総本店」の始まりとしています。
もともとは今川焼(大判焼き)だったものが、形を変えたようです。以前までは中に入れる具は「あんこ」と「クリーム」が主流でしたが、最近ではチーズ、チョコレート、じゃがいも、ツナなどの変わり種のタイ焼きが売られているようです。また、小麦粉の代わりに米粉を用いた「白いたい焼き」も売られています。
なお、現在、売られている鯛焼きには、「天然」と「養殖」があるそうです。面白いですね。
・鯛焼きには天然と養殖がある?

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