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更新日:
2012年6月2日
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◎うどん餃子(2012年6月3日)
「高槻うどんギョーザの会」によると、大阪府高槻市北西部の住宅街で昭和50年代半ば頃から食べられていた家庭料理だそうです。
「大阪ミュージアム構想」というHPによると、「発祥は定かではありませんが、約30年前から高槻の家庭料理として脈々と親しまれてきました。おそらく合理的な「高槻人」が、ギョーザを皮で包む手間を省くために考え出した料理と推測されます。皮の代わりに、ギョーザの具に「うどん」を直接混ぜ込んで、ハンバーグ状に焼くだけのシンプルな料理。うどんのモッチリ感が病みつきになる、一風変わったギョーザです。」と紹介されています。
どうやら、元々は主婦のアイデアから生まれた料理で、誰が作り始めたのかは不明なようです。餃子を作るのは面倒くさい(皮に包むのは面倒くさい)というところから生まれた料理のようです。それが主婦同士のネットワークで広まっていって、各家庭で食べられるようになったものと推測されます。
うどんギョーザは、合いびき肉やニラなど、普通のギョーザの具に、2~3cmほどの長さに刻んだうどんを混ぜて、お好み焼きのように焼いた料理で、見た目はハンバーグにも似ています。餃子のタレで食べても良し、ポン酢でサッパリと食べても良しという料理です。おやつにも、お酒のつまみにもピッタリの料理です。
最近では、高槻市の「ご当地グルメ」としてテレビやネットでも話題になっているようで、B級グルメとして盛り上がっているようです。その一方で、高槻に長年住む大半の人が「そんなもの、食べたこと無い」とか、「そんな料理は最近まで知らなかった」と言っているという話もあり、本当に御当地料理なのか、という疑問もあるようです。実際に高槻市内でも、食べられる店がほとんど無いという状況のようで、うどん餃子を目当てに高槻に来た観光客ががっかりして帰るというケースもあるようです。
ちなみに私が食べたのは、大阪市内の江坂というところにあるお好み焼き屋さんでした。本日のおすすめメニューの中にあったのですが、カウンターにいた御客さんが「うどん餃子って何ですか?」と店員さんに聞いていました。すると隣に座っていた人が「高槻の名物らしいよ」と言っていました。私も店員さんに「うどん餃子って何ですか?」と聞いたのですが、「食べたら、分かりますよ。」と言われたので、注文してみました。食べてみると、確かに餃子の味です。しかし餃子の皮のパリパリ感はなく、うどんのもちっとした食感で、なかなか美味しかったです。

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