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更新日:
2015年11月30日
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◎ピラフ(pilaf)(2015年11月15日)
ピラフ(pilaf)はフランス語で、洋風の炊き込み御飯です。お米をバターで炒めた後、玉ねぎ、鶏ガラスープで炊き上げた料理です。水分の出にくい素材を加えて炊けば、具入りのピラフになります。
米は、様々なルートでヨーロッパにもたらされたと考えられています。10世紀頃、ムーア人(Moors)によってスペインにもたらされました。その後、14世紀までにイタリアに入っています。15世紀頃にはフランスに入ってきたようです。この頃、米だけでなく、米を使った料理も同時に入ってきたと考えられますので、15世紀以降にフランスに根付き、発展した料理だと考えられます。
ピラフは、もともとインドやトルコなど地中海東部や中近東で生まれた米料理で、その後ヨーロッパに各地に伝わったと考えられています。元々はペルシア語の「ピラウ(pilaou:炊いた米)」が語源で、トルコ語で「ピラヴ(pilav)」という料理になり、これがフランスに伝わり、「ピラフ(pilaf)」になったと考えられているようです。
したがってピラフに似た料理は世界各国に広まっており、トルコの「ピラヴ(pilav)」以外にも、イランの「ポロウ(پُلَو)」、アフガニスタンの「ピラウ(پِلَو)、。インドの「プラーオ(पुलाव)」、ロシアの「プロフ(плов)」などがあり、いずれも同じ料理と考えられているそうです。
ピラフは、明治時代に洋食文化が入って来た時に日本にもたらされたと考えられますが、フランス料理では付け合わせの役割です。日本では、もともと御飯を食べる文化がありますので、現在では、一品料理のようになっていることが多いようです。

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