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更新日:
2024年9月29日
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◎ちゃんぽん亭(2024年9月29日)
「ちゃんぽん亭」は、滋賀県彦根市に本社があるドリームフーズ株式会社(設立:1996年(平成8年)11月29日、資本金:3000万円、代表取締役社長:山本英柱)が運営しているちゃんぽんをメインとした飲食店です。「ちゃんぽん亭」は「近江ちゃんぽん」の発祥店で、「近江ちゃんぽん」はドリームフーズの登録商標(登録日:2014年7月18日、登録5686500、商願2013-072253)になっています。
ドリームフーズの創業者は、現在の社長である山本英柱氏の父親である山本一氏です。山本一氏は銀行員をしていたそうですが、ある時、滋賀に出張したそうです。山本一氏は地元の人から、彦根駅の目の前にある「麺類をかべ」という小さな店のちゃんぽんが旨いと聞き、わざわざ彦根に立ち寄って、をかべの行列に並んだそうです。「麺類をかべ」は1963年(昭和38年)に彦根市旭町にオープンしたお店ですから、家族経営の飲食店だったと思われます。
山本一氏がちゃんぽんを食べていた時、店内に知人がいることに気づき、声をかけたところ、なんと「をかべ」の店主だったそうです。そして、その店主が「店舗の後継者を探している」と話したそうです。山本一氏は意外な話の展開に驚いたものの、何か運命的なものを感じ、「それなら自分が!」と手を挙げたそうです。もともと山本一氏の家業が喫茶店だったこともあり、飲食店の経営に抵抗がなかったようです。山本一氏は「とにかく、をかべのちゃんぽんが気に入ったから、その味に人生を賭けてみたい」と決断したそうです。山本一氏は1986年(昭和61年)6月に「有限会社山本」を設立し、「麺類をかべ」を引き継いだそうです。
1988年(昭和63年)7月、山本一氏は「ちゃんぽん」を主力メニューにした「ちゃんぽん専門店」を彦根の郊外にオープンし、屋号を「麺類をかべ」から「ちゃんぽん亭 をかべ」に変更しました。このロードサイド型「ちゃんぽん亭 1号店」は大繁盛したそうです。最盛期には1日1000人を超えるお客さんが来店し、50席のお店は朝から晩までフル回転だったそうです。人手が足りず、山本英柱氏の母と姉2人も手伝いをしていたそうです。この成功を元に山本一氏は、「ちゃんぽん亭 をかべ」を滋賀県内にチェーン展開していきました。1996年(平成8年)11月には資本金1000万円で「ちゃんぽん亭株式会社」を設立しています。
そして2004年に初めて滋賀県外に出店を決意し、京都の大型SCに県外1号店を出店したそうですが、お客さんから「こんなのは、ちゃんぽんじゃない」と言われたそうです。一般的に「ちゃんぽん」と言えば、豚骨や鶏ガラベースの「長崎ちゃんぽん」をイメージするため、うどんの出汁をアレンジした醤油スープに、野菜や豚肉などの具をたっぷり入れた「ちゃんぽん亭」の「ちゃんぽん」は、受け入れられなかったようです。そこで山本一氏は、一般的な「ちゃんぽん」とは異なるちゃんぽんとして認識してもらえるように、新しい名前を付けようと考えたそうです。「彦根ちゃんぽん」や「滋賀ちゃんぽん」というアイディアもあったそうですが、丁度、この2004年に「ちゃんぽん亭株式会社」に入社していた山本英柱が、近江牛、近江商人など、響きの良さから「近江ちゃんぽん」にしようと強く主張し、この名前に決まったそうです。
そして2004年(平成16年)2月には屋号を「ちゃんぽん亭総本家」に変更し、翌2005年(平成17年)12月には社名を「ちゃんぽん亭株式会社」から現在の「ドリームフーズ株式会社」に変更しました。その後もチェーン展開を続け、2024年1月現在、日本全国および海外(台湾)に51店舗を展開しています。また、彦根駅前にあった元々の「麺類をかべ」は、現在、「ちゃんぽん亭 総本家 彦根駅前本店」として営業を続けています。



・ちゃんぽんランチB



・ちゃんぽん亭 総本家 本店
住所:滋賀県彦根市幸町74−1
TEL:0749-26-9139
営業時間:11:00〜22:30
定休日:無
駐車場:有
アクセス:JR、彦根駅から徒歩約16分
カード:可(VISA、Master)
席数:68席
オープン日:2011年11月11日
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