ちゃん系ラーメン

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更新日:
 2024年5月3日



◎ちゃん系ラーメン(2024年4月25日)
 東京では2020年頃から「ちゃん系ラーメン」と呼ばれるラーメン店が流行ってきています。主に山手線沿線の東京23区内の繁華街に店舗がありますが、地方には、まだ無いのでしょうか?
 一般に「ちゃん系ラーメン」と呼ばれているのは「ひろちゃんラーメン」や「ナギちゃんラーメン」など、店名に「ちゃん」が着いていることから「ちゃん系ラーメン」と呼ばれているようです。
 調べてみると「ちゃんのれん組合」という組織があります。ここでの説明によると、2020年6月8日に神田駅のガード下で創業した「ちえちゃんラーメン」が「ちゃん系ラーメン」の原点だそうです。しばらくして創業メンバーが独立し、新宿で「えっちゃんラーメン」、池袋に「ひろちゃんラーメン」を開業し、「ちゃん」を店名に付けたラーメン屋ができました。当時、この3店で行われていた毎月の勉強会が、ちゃんのれん組合の基となったそうです。
 その後、コロナ渦という飲食店にとって試練の時代になる一方、各店からの支店や独立店が増え、人員不足や材料費の高騰や、似たような店が増える可能性もあったことから、目指す味の維持、向上、継承をしていく必要があると考えるようになったそうです。そこで創業以来、麺の共通仕入先であった新宿達磨製麺にも声をかけ、情報交換や勉強会といった場を「のれん組合」という形にしたそうです。このため「ちゃんのれん組合」の発起人は「ちえちゃんラーメン(神田)」、「えっちゃんラーメン(新宿)」、「ひろちゃんラーメン(池袋)」の3店で、オブザーバーという位置に「新宿だるま製麺」がいるようです。この3店とも屋号に「ちゃん」と付けていたことから、「加盟店の継続かつ繁栄を目指し、親睦及び中華そば及びもり中華の文化の発展と認知度の向上」を目的とした互助組織として「ちゃんのれん組合」を2022年元日に発足させたそうです。そして加盟店の営業改善、技術向上、原材料の共同購入、従業員のあっせん、福利厚生や新規加盟希望者への説明会などの事業に取り組んでいるそうです。したがって店名に「ちゃん」がついていても、チェーン店ではないようです。
 ただし、店舗の外観、メニュー、ラーメンの麺や具材などが似通っています。例えば外観は赤い看板に白抜きの文字で、店名のほかに「中華そば」、「もり中華」という言葉が並んでいるお店が多いようです。さらにお店の外には「味の店」、「切り立てのチャーシューが抜群!」、「炊き立てのスープは香りが抜群!」などのラーメン特徴をアピールする看板が立てられているお店が多いようです。
 メニューは中華そばともり中華の2種類が基本で、多くは白いご飯を無料、または100~150円程度の安価で提供しているそうです。いわゆる「ラーメン」を「中華そば」、「つけ麺」を「もり中華」と呼んでいるようです。
 以前、神田n「ちえちゃんラーメン」で配布されていた「ちゃんのれん組合2024年カレンダー」によると、ちゃん系ラーメンの定義は「スープは縁までなみなみ」、「チャーシュー切り立て」、「ラーメンライス最高峰」、「もり中華スライス玉子」、「麺は中太平打ち高加水麺」と書かれていたそうです。現在、達磨製麺を運営している(株)凪スピリッツジャパンが「ちゃんのれん組合」に参画していることから、ちゃん系のお店の麺は同じで、スープや具材が店ごとに違うのかもしれません。2024年4月時点で「ちゃんのれん組合」に加盟しているのは16店舗です。